【人生が変わる写真撮影】


写真にうつる=自分と向き合う

 

たかが写真。されど写真なんです。
 
写真にうつるお稽古参加者が約300名。
それ以外のわたし個人の撮影で約100名。
HANANINGEN KYOTOで発芽した方が約1700名。
少なく見積もっても、2000名近くの女性の撮影に立ち会ってきました。

わたしが撮影をした中で、
目の前で涙を流す方って、少なくないんです。
 
カメラの画面の中にうつった自分をみて、感激のあまり泣く方
こわくて泣く方
なんかわかんないけど泣けてきちゃう方
たくさんいました。
泣くことと人生が変わることは、そんなに関係ないのですが
わたしの撮影を受けてくださる方は
何かしらの決意や、自分自身への新たな興味(新しい自分の扉を開く的な)を持ってきてくださることが多いです。
 
写真撮影って、自分の姿をうつすので、
なかなか自分と向き合うことになります。

人によっては、みたくない自分の姿と向き合わなきゃいけなくなります。
なんせ、一枚の写真として、目に見えてしまうので。
 
自分が今まで避けてきたものと
しっかり向き合うって
イヤだし、こわいです。
 
最近の性能の良いカメラは
そこまで見せんでもええんちゃう?
ってところまで、鮮明に
毛穴のひとつひとつ、
シワの一本一本まで、丁寧に見せてくれます。笑
はみでたお肉も、背景から際立つように見せてくれることもあります。
輝きを増したハミ肉ったら、もう。

それはそれは、おそろしいです。
ビビります。
 
わたしはとくに、自分の見た目にきびしく
コンプレックスだらけ、プライド高い三重苦。
 
『美しくない自分の姿』が 
とても悲しかったです。
悲しいし、腹がたつこともありました。
いつも、がっかりしていました。
 
自撮りは好きに撮れるけど
他人に撮ってもらうときのあの、自分のイメージとかけ離れた仕上がり。
想像通りの顔ではなく
とてつもなくおブスにうつる写真をみるたび
カメラマンを恨みました。笑笑 
自分にもガッカリです。

『なんや、あんなにのせといて、ほめといて、こんなんなんか』と。
 
鏡で見る自分とのギャップ。
この脳内変換、性能良すぎ。

『現実は、こうなのか』
 
と、悶えることがたくさんありました。
 
がしかし、
ほんとうに、『現実は、そうなのか?』
 
その疑問を持って初めて
世界の見え方が変わりました。
 
  

人は、自分が見たい世界を常に自分に見せている

 
写真嫌いな人って
自分に厳しいところがある。
 
前提が「写真大嫌い」だから、
どちらかというと、ネガティヴにすべてを受け止めてしまう。写真うつりに関して。
 
「写真にうつる自分大嫌い」なフィルターをかけて世界をみているから、
全部そのフィルターを通して変換されるから、イヤなところ、ダメなところが見えてしまう。
 
その点
『秋月雅は女性のうつくしい写真を撮る』
的なイメージがまぁまぁ定着しつつあるので
みなさんその期待を胸に抱いて
撮影を受けてくれるところがあると思います。

だから、「雅だったらきれいな写真を撮ってくれるかもしれない」フィルターがほんの少しでも稼働するわけです。
 
人間って、自分が見たい通りに世界をみているそうなので
そうなると「私きれいに写真にうつってるかもしれない」目で写真をみるし
そのかけらを一生懸命探すんです。
 
だから、写真が変わる。
見え方が変わる。
 
もちろん、変わらない人もいます。
ぜーったいに、自分を責めていたい人。
頑なに、そこにいたい人。
写真を使って、自分はダメなんだと思いたい人。
そんな人も、見てきました。
少し、寂しくなりますが、そこはわたしにはどうしようもないことなので。
 
  

写真にうつる自分=自分の一部

 
ここで話は戻りますが
ほんとうに、『現実は、そうなのか?』
これも、うっかり錯覚してしまうポイントです。

『写真というものは、自分の一部を表すもので、すべてではない』
 
という名言があるのですが、
ほんと、その通りなんです。
 
わたしのことですが、
なんでか、写真にうつったその自分を、
「自分のすべて」と認識してしまい
自分はダメ、ブスでしかない
そういう風に思いこんで生きてしまう。
 
たしかに、そのおブスな一面もあるのかもしれない。
でも、写真は静止画。
ほんの一瞬を切り取ったものとして、この世に形を表します。
その一枚に存在していない部分も
たしかに、常に存在し続けているんですよね。
 
その、ほんの一瞬をうつした一枚の力は偉大です。
生き方を決めるきっかけになったり
自分のセルフイメージを簡単に変えてしまえる。

使い方によっては
理想の、ほんとうに望む自分を生きるきっかけ作りにできたりするんです。

写真撮影を終えたあと
クライアントさんから頂くメッセージ
こんな変化が簡単に訪れます。
この奥深い効果の虜になって
ただの変身写真としての撮影ではなくて
こうしていろいろと考えたり、いろんな角度から「写真にうつる」を研究することになりました。

自分を客観視する
文字通り、「目で見る」ことができる写真。
 
その確実な力を、信じているし
『どんな自分にもなれる』ということを目の当たりにしてきたので
『写真にうつるエンターテイメント』として
写真にうつる楽しさを感じてもらえるような企画を常に考えて実行しています。
 
かつての、外見コンプレックスからいろんなことを諦めていた自分へのメッセージ。

すきに生きていいんだよ、
もっと自由に生きていいんだよ、
という許可を
他人を撮影することで、自分にも与え続けている気がします。
 







 




写真うつりの教科書

コンプレックス過多、写真にうつるのが大嫌いな女性カメラマンによる、過去5年に渡る「写真にうつる」ことへの研究のまとめサイト。 写真のうつり方、心構え、ポイント、女性を美しく撮る方法などを書いていきます。

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